すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


(あがた)の井戸(京都市上京区)




「県の井戸」は京都御所の中にある。



説明板には、
縣井
昔この井戸のそばに縣宮
(あがたみや)という社があり、地方官吏として出世を願う者は、井戸の水で身を清めて祈願し、宮中にのぼったといいます。この付近は江戸時代まで五摂家の一つ一條家の屋敷地内となっており、井戸水は、明治天皇の皇后となった一條美子のうぶ湯に用いられたともいわれています。大和物語では病気を治す水とも紹介され、井戸と辺りの山吹の風情は、後鳥羽院などの歌にも詠まれました。





こんな感じ

史跡として整備されていた。




これが県の井戸。もうすでに涸れているようだ。




縣井の傍らにこんなのがあった。
泉のように水が湧いてくるのかな?
この日は止まっていた。




こんな県の井戸を詠んだ歌


かはづ鳴くあがたの井戸に春暮れて散りやしぬらん山吹の花 後鳥羽院(続後撰集)


都人きてもをらなん蛙なあがたの井戸の山吹の花 橘公平女(後撰和歌集)












はじめて京都御所に入りました






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