すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
「相生の松」は、古典文学でとても一般的に登場する。一本の根っこから二本に分かれた松の木のことで、それは長寿と夫婦の和合を象徴する。 雄株と雌株の幹が寄り添って生えていたり、クロマツとアカマツが絡み合って生えてるものもある。いずれも見た目には一つの根から二本の松が伸びている。 兵庫県高砂市の高砂神社にある相生の松が有名であるが、ほかにも全国各地にご当地の相生の松がある。二本松と言う場合もある。 長野県佐久市に、在原業平ゆかりの相生の松がある。 ・・・・・・と、ここまで書いてきて、在原業平と相生の松って、どんな関係だったかな? 少し前に図書館の本で読んだのだが、内容を忘れた。なにもメモを残していない。何の本だったかな? インターネットで調べたが、現地に在原業平ゆかりの歌碑があることは記されているものの、その根本のエピソードが分からない。 なんとまあ〜 ■ とにかく現地レポート ![]() 中山道、岩村田宿のはずれ 現在では立派な史跡として整備されている ![]() これが相生の松 三代目とのこと ![]() 史跡の前面 ちょうど中山道がカーブするところ ナイスな写真が撮れたので掲載 ![]() 史跡から浅間山が見えた ここの相生の松を詠んだ歌 |
其むかし業平あそむ尋ねけん おとこ女の松の千とせを | 便便館湖鯉鮒 |
相生の松に秋しる月夜かな | 指月 |