すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
赤坂(岐阜県大垣市)
岐阜県大垣市の赤坂といえば、中山道の宿場町として有名。 現在も街並みは保存されたり新たに整備されたりして、宿場町の雰囲気を残している。 <こんな感じ> ![]() 散策マップ 時間をかけてまわってもよさそう。 ![]() 中山道沿いの街並み@ ![]() 中山道沿いの街並みA ![]() 中山道沿いの街並みB ![]() 十六銀行の支店もこんな建物 ![]() 「赤坂宿道標」 ![]() ここは本陣跡 ![]() 本陣跡碑(左)と皇女和宮の顕彰碑(右) ![]() 赤坂港跡 江戸時代、杭瀬川の水運をここまで引いていた。 赤坂を詠んだ歌 |
折に逢ふ秋の梢の赤坂に袖振りはへて急ぐ旅人 | 覧富士記 |
戦ひの昔の場にも庭鳥の赤坂越て思ひ出つつ | 一条兼良(藤川の記) |
さて、「とわずがたり」の作者、後深草院二条が宮中から追放されたあと、女西行よろしく東国へ旅に出たが、美濃の赤坂で宿の遊女と女の悩みについて歌のやり取りをしている。 |
思ひ立つ 心は何の いろぞとも 富士の煙の 末ぞゆかしき | 赤坂遊女姉(とわずがたり) |
富士のねは 恋をするがの 山なれば 思ひありとぞ 煙立つらん | 後深草院二条(とわずがたり) |
恋心を富士山の煙に託している。 このあたり、エピソード感が満載で、もう少し突っ込んだ話を書きたいところだが、とりあえず、こんな感じで終わります。 |