すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


明石(兵庫県明石市)

家族旅行の写真を整理していたら「明石」にまつわる写真が出てきました。



「淡路島キャンプ旅行」

淡路サービスエリアから明石大橋を写す




「雲仙・阿蘇旅行」

九州行のサンフラワーから明石大橋


季節に合わせてライトアップの色合いが
演出されてます。




「沖縄旅行」

飛行機から明石周辺を写してます。


明石大橋です




「南九州旅行」

鹿児島の志布志行のサンフラワーは
紀淡海峡を経由します。
船の向こうに明石大橋が見えます。



明石といえばこの歌

 ほのぼのと 明石の浦朝霧に 島がくれゆく 船をしぞ思ふ  古今和歌集
明石の浦のほのぼのとした朝霧の中で、島かげに隠れていく舟をしみじみ思う

「読み人知らず」とされてますが、地元では柿本人麻呂の作と言われてます。

※大蔵海岸の「朝霧」の地名はこの歌から採られています。




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■ 源氏物語でも明石は重要ポイント。

朧月夜との仲が発覚し追い詰められた源氏は須磨へ退去する。

須磨で源氏は蟄居していたが、ある夜、激しい嵐から雷が落ちて火事になる。翌朝、明石の入道が迎えにきて明石へ移ることにした。

明石の入道はかねて娘を貴人と結婚させたいと考えていた。
源氏はついに自ら娘のもとに訪れて契りを交わすことになった。
この娘こそ、のちの明石の君である。




ストーリーはさておき、「明石帰り」という言葉があります。源氏物語を原文で読み始めても、結局「明石」(十三帖)でストップしてしまい、しばらくしてまた最初から読み始めることです。
私は「空蝉」(三帖)と「夕顔」(四帖)で終りました。


とにかく源氏物語は長すぎるのが欠点。

 









写真を整理していたらこんな写真も出てきました。

「淡路島への社内旅行」
背景に明石大橋が見える。





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