すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
滋賀県米原市能登瀬に、式内社の![]() 山津照神社 ![]() 本殿 境内、社殿はよく整備されていて心が洗われた。 山津照神社は、中世には「青木の宮」と称されていたようだ。 「青木」は枯れることのない常緑の樹木に通じ、縁起の良い地名である。 この辺りの集落は「青木の里」と呼ばれていた。 「青木の里」を詠んだ歌 |
木枯の風は吹けども散らずして 青木の里や常盤なるらん | 葉室光俊(歌枕名寄) |
木枯らしが吹いても、青木の里は青々として永遠だ、という歌意。![]() 山津照神社の社頭から青木の里を撮影しようとしたが、イマイチの写真になった。 |
中世は「青木の宮」と称せられたが、明治以降はもとの山津照神社に復称したらしい。 そして現在では上記境内図で赤く囲っている場所に「青木神社」が境内社として鎮座している。 |
![]() 青木神社 |