すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
川上や あらふの池の うきぬなは うきことあれや くる人もなし | 曽根好忠(後拾遺和歌集) |
「浮きぬな」は心が動揺することを表現するときによく登場する。「憂く」に掛ける。 荒府池の水面に浮いているジュンサイ(=浮きぬな)を見て、心が乱れた、だれも来ないので、という感じ。 荒府池は現在の兵庫県伊丹市の 昔からかんがい用のため池で会ったが、戦後は水道用の貯水池としての役割も持つことになった。 現地を訪問してみたが、巨大なため池で、築堤には古代でも相当の技術が必要だったと思う。 上水道用のため、池全体に柵が設けられ、釣りなどができないようになっていた。 特に感想もない。 ![]() ![]() |