すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


荒木山(京都府福知山市)




丹波国の大嘗会和歌

常磐なる神なび山榊葉をさしてぞ祈るよろづよのため 藤原義忠(千載和歌集)

みしま木綿かたに取掛け神なひの山賢木(さかき)をかざしにぞする 中納言兼光(千載和歌集)


1036年の後朱雀天皇大嘗祭の主基国は丹波国。
この二首の大嘗会和歌は「神並山」、現在の荒木山を詠んでいる。
荒木山は、麓の荒木神社の神体山であることから、常緑の縁起木である榊(さかき)に因んだ歌が詠まれたようだ。


もともと、その麓の荒木神社に訪問する予定であったが、遠くから荒木山を見るに及び、そのボリューム感のある山容の素晴らしさに、どうせ荒木神社に行ってもこれ以上の感動はないだろうと思い、荒木山の写真を撮ってそのまま退散した。


これが荒木山、昔は神並山
写真では山の重量感が分らなくて残念



近づいて撮影






神が山に宿る神体山や歌枕の山は、ひときわ目立ち、素晴らしい形をしているものだ。この荒木山も圧倒的な存在感があった。















このページの作成は5分程度でした






copyright(C)2012 すさまじきもの〜「歌枕」ゆかりの地☆探訪〜 all rights reserved.