すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


有田川(和歌山県有田市)




う〜ん、有田川か〜
なにか書くことあるかな?


Wikipediaにはこのようにある
「伊都郡高野町の揚柳山(標高1,009m)に発して南西流。有田市港町で紀伊水道に注ぐ。上流は林業、中下流はミカン栽培が中心という、典型的な和歌山県の川である。」

まさにこの記述の通りである。

とりあえず写真を掲載。


或る夏の日に、JR紀勢線の特急くろしおが有田川の橋を渡っているときに車内から下流に向かって撮影。
遠くに見えるのは有田東大橋。トラスランガー橋の二連。
遠目にはアーチ橋とランガー橋の区別は付けづらい。



そしてこれは冬の或る日、同じくJR紀勢線の快速の車内から撮影。
いかにも冬の光景で、さみしいものがある。
そして、手前の川の中のコンクリートの塊は、昔の国鉄時代の鉄道橋の橋台基礎部分が残ったもの。廃線マニアが喜びそうな産業遺跡である。


こんな有田川を詠んだ歌がある。


世をいとふ心ばかりは有田川岩にくだけてすみそわづらふ 慈鎮(拾玉)



山遠くこえこしかひも有田川見渡し清き瀬々の白波 本居宣長


歌碑は国道42号線沿い。ホテルサンシャインの前。


 








これは、熊野古道を歩いた時のもの。
宮原橋で、桁橋タイプ。



6月の陽光を受けて歩いた。

宮原橋から上流を望む。







さて、有田の山を詠んだのもあった。


はしけやし有田の山は冬枯に青葉しげりてこがね花さく 本居宣長
(私訳)いたわしい。有田周辺の山は冬枯れてる中に、
ミカンの木の青葉は茂って、ミカンが実っているよ。  






日本一 有田みかん  
和歌山県 有田市

とある。
有田川の対岸から見える巨大な壁画である。
手前の橋梁は保田橋。ワーレントラス橋の四連。




とっても








毎年、天然ウナギを狙って、いろいろな川に行ってます。
まだ釣ったことがないのですが、一度有田川に釣りに
行ってみようと思います。



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