すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
京都嵯峨野の北部の山から流れ出し、大覚寺に至って寺を挟むように二つの流れに分かれて、また合流する。 その後、嵯峨野の西縁を南東に流れて末は梅津地区で桂川に注ぐ。 有栖川って、現代風な名前というか、「アリス」って外国でも通用する名前である。(どうでもいいけど) 大覚寺訪問の際に有栖川を撮影。 【有栖川】 ![]() 大覚寺の南側。 なんというか、古刹大覚寺と一体となった情景はなんとも落ち着いていて、絵になるシーンである。 ![]() いやはや、桜のシーズンや紅葉の季節は素晴らしいのだろう。 (今回の訪問は10月中旬) ![]() 大覚寺エリアが終わり、農村地帯に向かう。 こんな有栖川を詠んだ歌がある |
君すまぬ御うちは荒れてありす川いむ姿をもうつしつるかな | 西行 |
ちはやぶるいつきの宮の有栖川松とともにぞかげはすむべき | 京極太政大臣 |
有栖川おなじながれはかはらねど見しや昔のかげぞ忘れぬ | 源雅定 |