すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


朝日の里(滋賀県長浜市)





1月初旬、近江路名所旧跡の旅に出た。
旅の三日目、彦根から湖北を目指して車を走らせた。
だが、天気予報は昼から雪。冬型の気圧配置であった。
行けるところまで行ってみようと、米原から長浜を経て目的地の余呉湖や塩津へ向かったのだが、しばらくすると雪が降りだし、なんとも不安になってきた。
大阪在住なので冬でもノーマルタイヤ。
滋賀県の知人は冬になると必ずスタッドレスタイヤに履き替えるという。
多分ここを走っている車の中でノーマルタイヤの車は自分の車だけかも、とか考えているうちに、
国道沿いの電子案内板に「気温3度、凍結注意」の文字が!
なにかあってはならない年齢になってきたので、急遽湖北の観光はあきらめて、針路を西に変えて、向かった先は「朝日の里」。

朝日の里に近づくと、雪は雨に変わり、それは真冬の大雨で、本当に大変であった。






【朝日の里】
山本山の南麓の集落のことらしい。
山本山はもともと朝日山と呼ばれていた。朝日山神社が鎮座。


集落の背後に見えるのが山本山。
この時も大雨であった。



雨だったので車から出ることができず、車の中からこんな感じで撮影。朝日の里の集落と背後の山本山の写真。



朝日山神社の参道と背後の山本山。



これが朝日山神社。車の中から撮影。




これくらいにしといたろうと、撮影終了し次の目的地へ向かった。







朝日山を詠んだ歌


あさねさす朝日の里の日蔭草 豊の明りのかざしなるべし 大中臣輔親(新古今和歌集)


めでたそうな歌である。新古今集の賀歌に載録されている。
















あんまり覚えてません。






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