すさまじきもの ~歌枕探訪~


安積山(福島県郡山市)





【悲報】真っ暗で何がなんだかわかりませんでした

































車のライトを向けたらなんとかなるかなと思ったが、ダメだった。



<安積山の歌>

安積山影さへ見ゆる山の井の浅き心を吾れ思はなくに 万葉集



「安積山」と「山の井清水」の歌枕はカップルになっているようだ。












松尾芭蕉は奥の細道でこの地に立ち寄った。
 檜皮の宿を離れてあさか山有。路より近し。此あたり沼多し。かつみ刈比もやゝ近うなれば、いづれの草を花かつみとは云ぞと、人々に尋侍れども、更知人なし。沼を尋、人にとひ、「かつみかつみ」と尋ありきて、日は山の端にかゝりぬ。
(奥の細道)

内容は、歌で有名な「花かつみ」はどれだろうと、地元民に聞いたりして探していると、日が暮れてしまった。
なんと、芭蕉もここで日没を迎えたようだ。
そしてその夜は福島で泊まったと続くので、これも私の行程と同じである。


芭蕉の花かつみ探しの発端となったのが、次の歌


みちのくあさかの沼花かつみ かつみる人に恋やわたらん 古今和歌集


「安積沼」も歌枕で、安積山の周辺にあったようだ。












まあ、きちんと訪問できていないため、このページの作成にも力が入らないわけであるが、

「安積山」は万葉集と大和物語で異なる物語の舞台になっており、どちらも趣深い内容となっていたり、

「安積山」と「山の井清水」は郡山市にそれぞれ二か所あって、どちらもそれなりの由緒があったり、

いろいろ事前に調べたうえで訪問したのに残念無念。











再訪問を果たしたあかつきに、このページを再作成しよう




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