すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


朝明(あさけ)(三重県四日市市)






松尾芭蕉「笈の小文」に、西行の歌として紹介されている。

桑名よりくはで来ればほし川朝けは過て日ながにぞ思ふ 西行法師


本当に西行の歌なのか、よくわからないが、この歌の中に地名が四つ。
桑名、星川、朝明(あさけ)、日永と四つも含まれている。こんな歌が何はともあれ大好きである。
桑名から食わないでやってきて、朝明(朝餉=朝ごはん)を星川(ほしい)けど、まだまだ日永(日が長い)ってかんじ。
現在の世の中でこんなダジャレを連発したら完全無視されるに決まっているが、昔は大らかだったのだろう。


このホームページには、すでに桑名と星川と日永のページを作っているので、とりあえずここでは朝明を紹介したい。


と言っても、前に東海道を歩いた時の朝明川の写真が手元にあるだけである。



朝明川。
う〜ん、どこにでもある川であった。



右手は伊勢湾岸自動車道



旧東海道の橋











東海道中膝栗毛の挿画の賛


まだ飯も桑名をいでてさとの名の朝餉ときけばいとど星川 東海道中膝栗毛


まあ、これも同じような内容だろう。
まだ飯を桑名(食わないで)、朝明(朝餉=朝ご飯)と聞けばとても星川(ほしい)。










地図のマークは、東海道が朝明川を渡る地点






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