すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


朝宮(滋賀県甲賀市)




「朝宮」って良い地名だなと思い、それなりの由緒でもあるのだろうと、いろいろと調べてみたが、よく分からない。
場所的には奈良時代の恭仁京(京都府木津川市)と紫香楽宮(滋賀県甲賀市信楽町)の中間点にあるので、なにかありそうなのだが。
お茶の名産地だということは、今回、朝宮を調べてみてよく分かったことだが、今まで「朝宮茶」など聞いたことがない。



こんな朝宮の地で、室町時代の公卿の一条兼良が駄洒落っぽい歌を詠んでいる。


行暮て雨は降きぬ朝宮を朝立までの宿や借らまし 一条兼良(藤川の記)


日が暮れて雨が降ってきた。この朝宮で朝に立つまで宿を借りよう、って感じの意味で、何のことはない、「朝宮」と「朝に立つ」ことを掛けているだけの歌で、極めて平凡で特になんの感想もない。


紫香楽宮に訪問するとき、途中にあったため、とりあえず見学(?)した。



【朝宮】







霧が発生していたが、こんな地形条件が茶の栽培に適しているらしい。



はじめて「朝宮茶」を聞いた。一度味わってみたい。




まあ、一条兼良の歌の内容は平凡であったが、一面に広がる茶畑の光景は素晴らしいものがあった。













三分ぐらい考えてますが、
なにもここに書くことが思い浮かびません。






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