すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


遊の浦(京都府京丹後市)





小ネタ




江戸時代の丹後の地誌、丹後旧事記に遊の浦の記述がある

「掛の湊の東あそひの村なり」


掛の浜の東にある小さな漁村が遊村で、入り江が漁港になっている。

遊というネーミングが良かったのか、戦国時代、丹後地方を領有していた細川幽斎が歌を残している。


打よする見るかひありて与謝の海 遊の浦にころもへぬへし 細川幽斎
「見るかひ」と「海松(みる)貝」を掛けているかな


浮海松を道の引手に拾ひてや 遊ふの浦に日をくらすらん 細川幽斎
「浮海松」と「憂き見る」を掛けているかな







【現地訪問】


国道178号線から地元の道へ入る


すると本当に小さな集落があった




そして漁港というか入り江があった




看板には「第1種 遊漁港」とある
Wikipediaによると
「遊漁港(あそびぎょこう)は、京都府京丹後市にある港で漁港漁場整備法(昭和25年5月2日法律第137号)第1章第5条に規定する第1種漁港である。」
「所在地 - 京都府京丹後市網野町掛津
管理者 - 京丹後市
漁業協同組合 - 京都府漁業協同組合 網野支所
組合員数 -
漁港番号 - 3010250」




現在の遊漁港、昔の遊の浦




















すぐ近くに「遊グランド」があります。
グランドで真剣勝負をしても遊グランド






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