すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


明日香川(奈良県明日香村)





明日香川と言えば有名なこの歌

世の中はなにか常なるあすか川きのふの淵ぞけふはせになる 古今和歌集
世の中は常に変化してるよ。
この明日香川も、昨日、淵だったところが今日は瀬になってる。 


実際に見てきた明日香川の流れは緩く水量も少なく、そんな一晩で淵と瀬が入れ替わるようなふうには見えなかった。
大雨の時はいろいろあるのだろう。


これが明日香川
雷(いかづち)の雷橋から北を望む


向こうの丘は甘樫丘


雷丘と明日香川


石舞台古墳あたり


玉藻橋から上流を写す


玉藻橋から上流に歩いて行き、祝戸付近


これも


稲渕付近。「飛び石」



明日香村付近の明日香川は自然環境を保護されているようで、どこも本当にきれいであった。



今日もかも明日香の川の夕さらずかはづ鳴く瀬のさやけくあるらむ 万葉集


甘樫橋の東詰に歌碑





明日香川瀬々に玉藻は生ひたれどしがらみあれば靡きあはなくに 万葉集



玉藻橋西詰に歌碑
この歌から「玉藻橋」ができたのだろう



玉藻橋





明日香川明日も渡らむ石橋の遠き心は思ほえぬかも 万葉集
飛鳥川を明日も渡ろう。
石橋のように間隔のあいた心を持っていると思わないで


飛び石の史跡に歌碑


古代にはこの歌のような石橋(間隔のあいた石の橋)があったらしい。
現在、「飛び石」として残っている。親子連れが魚釣りをしていた。




明日香川「飛び石」




我がやどの蒔きしなでしこいつしかも花に咲きなむなそへつつ見む 万葉集


明日香川と関係ない歌であるが、雷橋の東詰に歌碑が
あったので紹介する。



本当はいろいろと書きたいことがあるのだが、くどくどしいのでやめる。
車で明日香村をまわったが、他の人はレンタル自転車でスイスイと目的地に向かっていた。
次回はレンタル自転車にしよう。








(地図のマークは飛び石の場所)









小学校の遠足で行った時とあまり風景は変わっていないような気がする。









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