すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


(あづさ)(そま)(滋賀県米原市)








宮木引く(あづさ)(そま)をかき分けて難波(なには)の浦を遠ざかりぬる 能因法師



詞書は、
摂津国(つのくに)住侍(すみはべ)りけるを、美濃国(みののくに)(くだ)事有(ことあり)て、梓山(あづさのやま)にて詠侍(よみはべ)りける」

「宮木引く」は(そま)の枕詞。



「梓」は、中山道の醒ヶ井宿と柏原宿の間にあり、街道自体は平坦な道が続くが、南北から山塊が迫っている谷間に位置するため山深い雰囲気に包まれることから、「梓の」や「梓の」や「あづさ」として詠まれた。


天つ風吹かずぞあらし夏の日のあづさの山に雪も長閑(のど)けし 能宣朝臣(夫木和歌抄)
「熱さ」と地名を掛けている


もろ人も此せきの名の弓手にふれぬ代はのとか成らし 飛鳥井雅世(富士紀行)













■ 現地へ訪問 


中山道沿いの「梓」と、北流する梓川に沿った「河内」が一緒になった「梓河内」という交差点に行った。





国道21号線 「梓河内」の交差点



中山道。左の道は国道21号線。その左に名神高速が通る



「左中山道」の石碑



中山道、柏原宿へ続く



中山道の碑、立派であった



バス停















■ あづさ山


GoogleMapを眺めていたら、「梓河内」の近くに「梓山」があった。
歌で詠まれた「あづさ山」は、梓にある山のことだろうから、特定の山でないと思うが、実際に「梓山」があるのだから一応見てみようということになった。

「梓河内」の交差点から梓川に沿って南へ進む。
右手に「梓山」が見えるはず。


地図を見て、角度を合わせ、山の形を確認し、たぶんこの山が「梓山」だろう



これも











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このページを読み直しましたが、よく分らない内容です






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