すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


琵琶湖滋賀県)



滋賀県にある日本最大の湖。
琵琶湖の名称は湖の形が琵琶に似ていることに由来するが、これは測量技術の発達した江戸時代以降に名付けられたもの。
それまでは「淡海(あわうみ、あふみ)」、「近つ淡海」、「鳰海(におのうみ)」と呼ばれてきた。 





近江の海 夕波千鳥 汝が鳴けば 心もしのに いにしへ思ほゆ 柿本人麻呂(万葉集)
夕方の琵琶湖の波を越えて飛ぶ千鳥たち。
お前たちが鳴けば私は気落ちして昔のことを思い出してしまう。 


琵琶湖を詠んだ歌を色々と調べたが、やはりこれがナンバーワン!



大津京シンボル公園に歌碑






そしてこれも。
西行法師が比叡山に慈円を訪ねた時の贈答歌。
(山から琵琶湖を眺めて)

にほ照るや凪たる朝に見渡せば漕ぎ行く跡の浪だにもなし 西行
ほのぼのと近江の浦を漕ぐ舟の跡なき方に行く心かな 慈円

これは、晩年の西行が歌を詠むのを絶つと誓った後に、山から見える琵琶湖の絶景に感動して詠んだ歌と伝えられる。「拾玉集」(慈円) 









家族旅行で琵琶湖に行きました。
娘が学校の遠足で前日に琵琶湖博物館に行ったようですが、この日も同博物館に行ったので、娘にとっては二日連続の見学となりました。
7月上旬はまだ薄ら寒く、ホテルのプールも本当に冷たかった!

背泳ぎの練習をする娘



大津プリンスホテルからの眺め



これも。
近江大橋(1290m)











「近江八景」は知ってましたが、「琵琶湖八景」もあるそうです。








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