すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


千代の古道(京都市右京区)




え〜と、(何て書こうかな)

千代の古道とは、平安時代初期に嵯峨天皇が京の都から、離宮を営んでいた嵯峨野の地まで通った小道のこと。

平安京に遷都したのが桓武天皇で、嵯峨天皇は桓武天皇の子なので、相当古い年代だ。

のちの光孝天皇が嵯峨野に御幸した際に供奉した在原行平は次のような歌を詠んで感慨に耽っている。

さがのやま 御幸絶えにし芹川千代の古道はありけり 在原行平

嵯峨天皇と光孝天皇の時代はだいたい50年くらいの違いであるが、光孝天皇の時代に久しぶりに嵯峨野へ御幸したところ、「千代の古道」の跡をようやく見つけることができた、という内容。

在原行平が古道の跡を見つけたぐらいだから、その後の時代の詠み手も「跡」以上のものを詠むことは、なかなかできなかったようだ。

嵯峨の山 千代の古道とめて 又露わくる望月の駒 藤原定家

いにしへの 千代の古道 年経ても 猶あとありや 嵯峨の山風 後鳥羽院

里人も 千代の古道幾かへり 春の嵯峨野の菜つむらん 藤原為家

子の日せし 千代の古道とめて 昔を恋ふる 松も引かなん 後嵯峨院

御幸せし 昔の秋の とめて 紅葉をわくる 千代の古道 村田春海
江戸時代の歌人


ここまで書いてきて、読み返してみたところ、なんともイマイチな書きっぷりなので、クラクラしてきた。





■「千代の古道」の写真

梅宮大社の東にあった石碑



左の壁は梅宮大社



府道29号線沿いにあった石碑



府道29号線から山越道











う〜ん、中途半端な内容になった。
これは、「千代の古道」の石碑を2ヶ所写真で撮っただけで、実際に歩いたわけでもなかったため、なんだかよく分からない内容になったもの。

いつかリベンジしてみたい。









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