鳥海山（山形県遊佐町）

鳥海山とは、
①秋田県と山形県の県境にある山で標高2236メートル、
②古来、噴火を繰り返す活火山で、紀元前には山体崩壊まで起こしていて、
③成層火山で、すそ野は日本海に至り、
④出羽富士、秋田富士とも呼ばれ、
⑤鳥海国定公園の中心となっている。
こんなもんかな。

明治26年、正岡子規が東北旅行に行ったのは真夏の時期。遊佐町の辺りから鳥海山を見上げると谷筋から雲が湧き上がり、涼しげな様子であったことが、紀行文「はて知らずの記」に記されている。

北に向ふて行くに鳥海山正面に屹立して谷々の白雲世上の炎熱を知らぬさまなり

鳥海にかたまる雲や秋日和

正岡子規（はて知らずの記）

平成30年夏、私も東北旅行に出かけた。
しかし大雨洪水警報が出るほどの大雨日和となってしまった。
そんな中、酒田から羽刕浜街道を北へ車で走ってみた。
「鳥海山、正面に屹立」しているはずの遊佐町まで来たが、大雨の中、全く見えなかった。
そこで見つけたのが道の駅「鳥海」ふらっと。
雨は止みそうにないので休憩のため寄ってみた。
中に入ると、なんと「鳥海山コーナー」があった。

　　　　　　　