すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
江口君堂(大阪市東淀川区)
手っ取り早く、公的機関の説明文を転記
そのむかし、仁安2年(1167年)の秋、歌人西行法師が天王寺へ参詣する途中、江口の里であいにくの時雨にあい、一軒の粗末な里家で雨宿りを乞うたのです。しかし、女家主の遊女妙(たえ)はその申し出を拒みました。そこで、西行が
妙(光相比丘尼:こうそうびくに)の亡き後、江口の人びとが、冥福を祈って建てたのが、江口の君堂だといわれています。 光相比丘尼が普賢菩薩の化身だったということから、明治のころには子宝に恵まれるよう祈願に来られる方も多かったそうです。現在でも、境内には手入れのいきとどいた約40種類の樹木が繁り、そのひっそりとした佇まいは、都会の喧騒を忘れ、静かな心にさせられます。 「広報ひがしよどがわ」(東淀川区) |
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