「ふかし野」とは、現在の京丹波町付近にあった原野のことらしい。
「ふかし野」は深篠に通じるので、小笹が群がって生い茂るような様子だったはず。
福知山盆地と亀岡盆地の中間にあり、丹波地方の中心部にあたる。
古来、京都を往還する街道の宿場町があり、現在も国道9号線や高速道が通る。
上記の「ふかし野」を詠んだ一休和尚の歌には、あと二つの地名が詠み込まれている。
花岡山と塩田谷で、二つとも現在も地名として残っているようで、グーグルマップでも検索できる。
ところが、肝心の「ふかし野」の地名は忘れ去られているようだ。
とりあえず一休和尚の歌が社伝として伝わっている、何鹿(いつしか)神社へ行ってみることにした。
ところが、
グーグルマップのナビシステムで誘導されて着いたのは、何鹿神社の裏手の道。木々の間から本殿が垣間見えたが、道も狭く、裏手から入る入り口もなかったので、写真だけ撮ったもの。

家に帰ってインターネットで確認したところ、幹線道路から参道が続くようなきちんとした神社であった。

「ふかし野」ってこんな感じかなと、風景写真を撮影

原野ではなく、田んぼの写真になったけど、これはこれでいいかと。
そう思って、次の目的地に車を走らせたところ、

「ふかしのの里」の文字が目に入った。
カラオケ喫茶らしい。表示に従って左に折れた。

カラオケ喫茶の駐車場。やはり田舎なのか、カラオケに行くのに車で行くようだ。

これが「ふかしのの里」
このカラオケ喫茶のオーナーは郷土愛に満ちているのか、歌枕マニアなのか、どうなのか。
検索してみると、ホームページがあった。
(リンク)
昼間からカラオケができるようで、夜の部もある。
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