すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


二上山(富山県高岡市)




越中万葉の歌枕、二上山へ行ってきた。

ふつう、山の歌枕の場合は、山に登らず、遠くから山の写真を撮って、それで行ったような気になっていることが多い。
ほとんどがそうだ。
理由は、山を登るのが大変なため。

ところが今回は二上山の頂上付近まで行ってきた。
車で行くことができたため。




麓から二上山万葉ラインというドライブコースが山頂下まで整備されている。


二上山郷土資料館という建物があったが、閉まっていた。



砺波平野を見下ろす展望台があった。
この写真は案内板にあった写真を接写したもの。



実際の風景はこんな感じ。
雨雲に覆われていて、立山も見えなかった。



そしてここが山頂直下の場所。
大友家持の銅像が見える。



山頂まで200メートルの地点



大友家持像があった



家持像の後ろから頂上への道が続いているが、パス。
虫が多そうだったので。





今回は遠くから二上山を撮影する機会を逃した。
奈良の二上山と同じく、ピークが二つあるのだろう。





そんな越中万葉の二上山を詠んだ歌


玉くしげ 二上山に 鳴く鳥の 声の恋しき 時は来にけり 大伴家持(万葉集)
二上山に鳴く鳥の声が恋しくてならない時が、とうとうやってきた。
(越中万葉をたどる/高岡市万葉歴史館) 


二上山郷土資料館に歌碑



ぬばたまの 夜はふけぬらし 玉くしげ 二上山に 月傾きぬ 万葉集


二上の をてもこのもに 網さして 我が待つ鷹を 夢に告げつも 大伴家持(万葉集)


二上の 山に隠れる ほととぎす 今も鳴かぬか 君に聞かせむ 土師(万葉集)














なんか、このページの作成に力が入りませんでした。






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