すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


二川(愛知県豊橋市)






恥ずかしながら、今回初めて二川を「ふたがわ」と読むことを知った。三河の国が「みかわ」なので、二川は「にかわ」だと思っていた。今までいろんなところで恥をかいていたのだろう。この歳になると誰も注意してくれない。



とは言うものの、手元にある二川の歌は「ふた川」と詠んでいるのだが、勝手に和歌特有の訓読みで発音したのだと思っていた。
(二上山を「ふたかみやま」と発音するように) 


女夫石 見るにつけても ふるさとハ こひしかりけり ふた川の宿 狂歌入東海道


名物は いはねどしるき こはめしや これ重箱の ふた川の宿 東海道中膝栗毛


東海道中膝栗毛の方は、重箱の「蓋」を掛けている。



二川は、東海道の宿場町である。
明治時代、鉄道の駅が宿場から離れたところに設置されたことが幸いして、それほど開発されずに昔ながらの宿場町の雰囲気を現在に残している。


東海道を歩いた時の写真


JR二川駅



なんとも旧街道の雰囲気がある。



これも



これも



とにかく、行政が音頭を取っているのか、きちんと史跡が整備されていた。



案内板も素晴らしかった。




街道沿いには、宿場町モードが高まるような色々な取組みがなされていた。





















本陣が公開されていた。
東海道の本陣が保存されているのは、ここと草津宿だけらしい。









これは人形。





二川宿まちなか公園。
木戸が再現されていた。



町中に「二川宿本陣まつり 大名行列」の幟があった。





大名行列のポスターがあった。
残念なことに、開催日は11月4日。
私が歩いたのは、前日の11月3日。
一日違いであった。

















宿場町は、通り過ぎるだけではもったいないほど整備されていました。






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