すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
今回の歌枕は倉敷市にある羽黒山。 羽黒山と言えば、山形県の羽黒三山が有名で、倉敷市に羽黒山があると聞いてもピンとこない。 それは、え〜と、、、、岡山県神社庁のホームページから転載する。
・・・とのこと。 もともと海上に小さな島があって、玉島地区の干拓事業の成就祈願のために島に出羽神社を勧請し、その山号をとって羽黒神社と称した。 そして干拓後、元の島は羽黒山と呼ばれたもの。 この羽黒山を詠んだ歌 |
民の戸をまもるや世々の羽黒山 かげしく海のふかきちかひに | 澄月 |
澄月は玉島出身で、徳川中期に平安和歌四天王の1人と称された大歌人とのこと。 【現地訪問】 羽黒神社 ・・・ 倉敷市玉島中央町1−12−1 ![]() 東側の参道 ![]() もとの島の山頂部分に羽黒神社が鎮座している ![]() 山頂部分に駐車場がある ここに車で上ってくるのは大変だった。写真の右のトンネルのような部分から上がってきて、Uターンではなく、バックで左の駐車場に進んでいく ![]() 駐車場からの風景、昔は海だった ![]() 東側の参道の途中にある清瀧寺、昔は羽黒神社と一体であったが、明治時代の政策によって分離されたもの 清瀧寺を詠んだ歌 |
思ひいづるこころのすゑもかすむなり 清瀧でらのいにしへの春 | 澄月(垂雲和歌集) |
駐車場から下りるのも大変だった![]() すごい急な角度の坂道を下りる ![]() 下から見上げた坂道 (写真ではうまく伝わりません) |