すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
近江にかありといふなるかれひ山君は越えけり人と寝ぐさし | 金葉和歌集 |
よく分からない歌である え〜と、とりあえず手元にある情報を転記する ・夫木和歌抄では、初句「近江には」、四句「けには越えけり」 ・五句「寝ぐさい」は、『共寝した気配がある』 ・かれひ山(餉山)の現在名は飯道山。他に飯道寺山、 ・古来、山岳信仰の対象とされ、修験道の霊山として信仰を集めた ・山腹には神宮寺の飯道寺が造営され、中世には五十八坊もあったとされる ・戦国時代は織田信長に庇護され、織田信長も登頂し、国見をしたと伝わる ・飯道寺は明治維新で廃寺となるが、現在も飯道神社が残る ・東海道名所図会には挿図とともに紹介されている ■ これが飯道山 ![]() 貴生川、飯道山の東側から撮影 |