すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


旗打(はたうち)(静岡県清水市)





しずおか河川ナビゲーション(静岡県交通基盤部河川砂防局河川企画課)というホームページで紹介されているので転記
 波多打川は静岡市清水区茂畑の高根山(標高504m)に源を発し、丘陵地の谷底平野を蛇行しながら南下して、興津埠頭わきで清水港へ注ぐ、流域面積約8.0km2、幹川流路延長4.3kmの二級河川である。
波多打川は、昔は角田川あるいは、はと打ち川などと呼ばれ、歌枕の名所としても名高く、正平6年(西暦1351年)サッタ山合戦の時、足利尊氏が旗を立てたので、それ以来、旗打川と呼ばれるようになったと伝えられている。


波多打川水系(リンク)


歴史や地形、防災まで詳述されているので、もし興味ある人は見に行ってください。







旗打川、昔の角田(すみだ)川を詠んだ歌


庵原すみだ河原の磯枕たびたび見れどあかぬ浦かな 源家長(夫木和歌抄)


すみだ川河風立ちて行く千鳥声も清見が磯伝ふらし 源氏真






<現在の旗打川の様子>


旧東海道に沿って流れる。
川の水は透き通っていてきれいであったが、真冬だったからだろう。



河口あたりの様子



河口。
清水湾に注ぐ





東海道名所図会「清見崎」(早稲田大学図書館)

左下の砂浜を、ちょろちょろと川が海に注いでいるのが旗打川だろう。
















真冬だったので、川は生命反応なしでした。





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