すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


早月川(富山県滑川市)




Wikipediaの説明文 (早月川)
「早月川(はやつきがわ)は、富山県を流れる二級河川。早月川水系の本流である。旧称は延槻川(はいつきがわ)。」
「富山県中新川郡上市町の南東に位置する剱岳を源とする白萩川と立山川が合流し早月川となる。北西に流れ、滑川市と魚津市の境界から日本海に注ぐ。平均勾配8.3%の急流である。
富山県の七大河川(黒部川、片貝川、早月川、常願寺川、神通川、庄川、小矢部川)の一。」



現在でも洪水が起こると、上流から大量の土砂が供給されるようで、つぎの写真は河口から一キロメートル程度の地点であるが、それなりの大きさの石が川原に広がっている。





「あいの風とやま鉄道」と「富山地方本線」の鉄橋が見える。













さて、早月川を詠んだ万葉歌の歌碑が「魚津水族館」に設置されていると聞き、行ってきた。


「魚津水族館」
夏休みだったので、大変な賑わいであった。



早速それらしい場所にそれらしい石を見つけた。
けれど歌碑ではなかった。



園内の案内図を見てみたが、万葉歌碑の場所は載ってなかった。



曇り空とはいえ、真夏の日中に園内を探し回るのはとても厳しかった。



観覧車があった。すぐ前は富山湾が広がり、能登半島の先っぽまで見えるのだろう。反対側の立山連峰の眺望も魅力的だ。



昭和時代風のレストハウスがあった。



いろいろと探したが、万葉歌碑は見つからない。



水族館の外にペンギンが展示されていたり、



チョウザメが飼われていたりした。




おっと!大伴家持の立像かと思い、近づいて行ったが、「人魚」像であった。水族館と何か関係あるのかな?









そんな感じで、園内を探しまわって、ようやく万葉歌碑を発見した。
(設置場所の経緯度は 36.797830, 137.387541 )


立山の 雪し来らしも 延槻の 河の渡り瀬 鐙浸かすも 大伴家持(万葉集)
立山の雪が消えているらしい。だから、延槻川の渡り瀬で、
水量が増して鐙まで浸かるほどだ。(魚津市教育委員会) 



魚津水族館に歌碑




かなり大きな歌碑で、遠くから目立つものであった。










現在ではグーグルマップに「万葉歌碑/大伴家持」として登録されている。







いやはや本当に疲れました。







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