すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
平群(奈良県平群町)
平群(へぐり)って、古代史の匂いのプンプンする響きがある。 と、平群を調べてみると、 ・生駒山と矢田丘陵に挟まれた小さな平地、平群川が流れる ・古代の有力豪族の平群氏が住んでいた ・平群神社などの延喜式内社がある ・現在では近鉄生駒線が通る え〜、この程度しか書くことがない。 たしかに何の観光名所もないところである。 そんな平群を詠んだ歌がある |
命の またけむ人は 畳薦 平群の山の 熊橿が葉を 髻華に挿せ その子 | 古事記 | |
この命が、いつまでも完全なものであろうと願う人は、畳薦の平群の山の、 この立派な熊橿の木の葉を、頭の飾りとして挿しなさい。 ここにいられる人たちよ。(古事記歌謡注釈)監修:辰巳正明 |
なんだかよく分からない歌であるが、とにかく平群山の大きな樫の木(熊橿/くまがし)の葉をかんざしに挿せば長生きすると信じられてきたのであろう。 そんな平群山の写真を近鉄生駒線に乗って撮ってきた。 ![]() 近鉄王寺駅 ![]() 生駒線は単線のローカル線 ![]() おっと、これは平群川(竜田川)とのツーショット 平群山の連続写真! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() う〜ん、とにかく大満足であった。 |