すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


へるお谷(広島県尾道市)







和泉式部ネタ

往古、古江浦から、歌港へ通じる谷筋を「へるお谷」といい、その奥の池に龍が棲んでいた。

村人たちは龍を恐れて、和泉式部に龍を退治してほしいと願った。

すると和泉式部は池のそばに行き、こころに観世音の経文を唱えて祈念したところ、池のそばの草むらから一羽の雉子(きじ)が矢のような早さで東南の空に飛び立った。

そして和泉式部は詠んだ

へるをだに遅しとぞ思ふ唐衣龍をきじとは誰かいふらん 和泉式部


その後は全く龍も出なくなり、村人たちは雉子の飛んでいった東南の山の頂に龍王社の祠を建てたという。


(本稿は「備陽史探訪の会」発行の備陽史探訪82号を参考にさせていただきました)







すいません、この歌の意味がよく分かりません。
(たつ)雉子(きじ)と、誰が言ったのか」なのか、「『起つ(たつ)(出発)』を『来し(きし)(来た)』と、誰が言ったのか」なのか。
「たつ」と「きじ」は衣の縁語であるし。







■ 現地の様子





















よく分らない訪問でした





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