すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


肱懸松(ひじかけ)(長野県塩尻市)








肘懸けてしばし憩える陰にたもと涼しく通う河風 細川幽斎




小田原城の攻城戦が終わり、細川幽斎は中山道を通って都へ戻ったのだが、洗馬宿の近く幽斎が肘をかけて休憩したという松があって、それは「細川幽斎肱懸松」として史跡になっている。


実際に肘をかけた松はすでに枯れてしまい、現在は二代目とのこと。


現地案内板に初代の肱懸松の写真があった。

ちょっと白黒で分かりづらいが、これなら十分に木陰で休憩できそう




「細川幽斎肱懸松」の石碑



中山道






江戸時代、
洗馬肘松日出塩の青木お江戸屏風の絵にござる
と歌われたように、「洗馬の肘松」は本山宿近くの「日出塩の青木」と並んで中山道の名所だったようだ。




















手前味噌ながら、上のグーグルマップの『細川幽斎肱懸松』は、
私が「場所の追加」を申請し、グーグルが登録してくれたもの。






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