すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


檜物の里(滋賀県日野町)








え〜と、地元特産の(かぶ)の美味しい漬物の話。

エピソードをここに記すと長くなるので、簡記する。


・室町時代後期、近江国蒲生郡の辺りは「檜物の里」と呼ばれ、戦国武将の蒲生貞秀が治めていた

・蒲生貞秀は当地で発見された珍しい蕪を漬けたところ美味であったので、都の公家の飛鳥井雅親に贈った。

(その際に添えた歌)
契りおきて今日は嬉しくいづる日の など暁を怨みわびけん 蒲生貞秀

・すると飛鳥井雅親もこれを気に入り、さらに後柏原天皇に献上した

・なんと後柏原天皇も大いに気に入り、蒲生貞秀に歌を贈った

近江なる檜物の里桜漬け これや小春のしるしなるらむ 後柏原天皇

・これ以後、この蕪を「日野菜」、日野菜の漬物は「桜漬」と呼ばれるようになった。蒲生氏上洛の際には必ず献上した



詳しくは、次のホームページをご覧ください


(滋賀県漬物協同組合)







■ 現地訪問


日野町に行ってみた
いろいろと観光するところはあるようだ



日野観光協会の観光案内所があったので入ってみた
なかにいた女性の方に、「ここの有名な漬物は・・・」と言うと、「日野漬ですね、ありますよ」と返事があり、目的のものを一発で手に入れることが出来た



それがこれ



ビールのあてに最高でした












基本的に蕪の漬け物が好きです





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