すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


広沢の池(埼玉県朝霞市)








むさしの広沢にいづる月と日を あはせ鏡や二かけの松 道興准后(廻国雑記)




朝霞市の西隣の新座市には、「嵯峨山(さがやま)」という地名がある。

平安時代には「広沢の原」が広がり、「広沢の庄」という荘園があったとか。

そして朝霞市に現在「広沢の池」がある。

京都の名所とどのようなつながりがあるのか不明。

京都の「広沢の池」は観月の名所として有名で、多分、道興准后の歌もそれを意識しているのだと思うが、意味がよく分らない。








■ とりあえず、現地へ行ってみた



これが武蔵野の広沢の池、せまい
湧水起源の池とのこと



「広沢の池」は朝霞市指定の史跡となっている



池の奥には広沢観音が祀られている





グーグルマップのクチコミ欄にローカルガイドのコメントとして次のようなものがあった。
「一説によると、ここの広沢の池と広沢観音が、遍照寺のあたりに似てるから付いた地名とも言われている。」











京都ゆずりの地名なのに道興准后ネタの歌しか
見つけることができなかったのは残念です
(他にありますか?)





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