すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
商人はいかて立らん膝折の市に |
道興准后(廻国雑記) |
道興准后が膝折の宿に寄った時に詠んだ歌。 膝折の宿は川越街道の宿場町で、地名の由来は、小栗小次郎助重が賊に追われてこの地にやってきたところ、乗っていた馬が膝から折れたことによる。 古くから市が立ち、商人が多く訪れていたようだ。 膝折れから連想される「 個人的にはなんとも思わない歌であるが、江戸名所図会では「秀句なり」と褒めている。 ■現地訪問 ![]() 膝折宿跡を代表する建物、脇本陣 案内板があったので転載する
![]() 脇本陣から西向きを撮影 ![]() 東向きを撮影 宿場町の面影が残っているかと言えば残っているし、残っていないとも言える ![]() 現在の町名も「膝折町」 ![]() 町内会も「膝折」 |