すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


二見の道(愛知県豊川市)



国道1号線を岡崎から豊川方面に下っている



今回の目的地は「二見の道」



「赤坂」や「御油」の宿場を越えていく



お〜と、標識が見えてきた



標識の通り、まっすぐ行くと1号線で豊橋方面、
左に曲がると、豊川市街へ向かう。
古来、このような分岐ポイントを「追分(おいわけ)」と言い、ここでは東海道と脇街道の「姫街道」が分岐している。


ジャーン!
この交差点が追分、歌枕の地「二見の道」。
なんと、現在の交差点名も「追分」であった。


妹も我れも 一つなれかも 三河なる 二見の道ゆ 別れかねつ 高市連黒人(万葉集)
私と貴女は一つなので、三河国の二見の道でも分かれることはできないよ

(返し)
三河二見の道ゆ 別れなば 我が背も我れも 一人かも行かむ 万葉集
三河国の二見の道で分かれて、これから貴方も私も一人で生きていく


歌碑は近くの三河総社にあった



三河総社










<後日談>というか、ちょっと訂正
今回訪問した「追分」は現在の東海道の分岐点で、旧道の分岐点はそこから少し西に行ったところにある。
出発前に調べていたが、訪問時に忘れていて、今思い出した。






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(感想)
この地に「訪問した」と言うよりも、
「車で通過した」との表現が正確です。
















2017年11月、東海道を歩いたときに、本当の「御油の追分」を訪問




え〜と、左手前に御油宿があり、右上の方向に東海道が続き、
左上の方向に姫街道が分かれる




姫街道の案内板




こんなかんじの史跡





御油の追分











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