すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
伊吹山(滋賀県)
ヤマトタケルノミコト(日本武尊)は東征の帰途に伊吹山に荒ぶる神がいると聞き、
退治するために山登るが、草薙の剣を忘れたために、逆に荒ぶる神の「雨と霧と氷」
の攻撃に遭い、命からがら退散した。(古事記/日本書紀)
その伊吹山を新幹線の車内から激写!!!
早春の伊吹山!
工場越しの伊吹山!
送電鉄塔と伊吹山!
時速300キロで激写、伊吹山
(伊吹山の連写)
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伊吹山といえば、百人一首のこの歌で有名
かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを | 藤原実方 |
あなたには言ってませんが、伊吹山のさしも草のように私の 恋心は燃えています。多分あなたは知らないでしょうが。 |
どうもあんまり好きな歌ではない。
伊吹山に生えていた「さしも草」はお灸に使うと
長く燃えることで有名だったらしく、そこから恋の
心も「長く燃える」と掛けてたようだ。
現代の感覚では本当に分かりづらい内容である。
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松尾芭蕉も詠んでいる。
そのままよ 月もたのまし 伊吹山 |