すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


家島(兵庫県姫路市)





「家島」眺望 from 道の駅みつ




「家島」眺望 from 藻振鼻




「家島」に行ったわけでなく、本州から遠く眺めただけなので、何も書くことがない。
あえて言うと、家島は兵庫県の姫路市が行政区分だったことが今回分かったもの。



こんな具合なので、WIKIPEDIA(家島諸島)の説明文を転記しよう。
家島諸島(いえしましょとう)は、瀬戸内海東部の播磨灘(姫路市から沖合い約18km)にあり、東西26.7km、南北18.5kmにわたり大小40余りの島嶼で構成される諸島。諸島全域が兵庫県姫路市に属し兵庫県の淡路島・香川県の小豆島・本州に囲まれている。面積は19.7平方km、人口は約8000人。






万葉集に家島を詠んだ歌がある。


家島は 名にこそありけれ 海原を 我が恋ひ来つる 妹もあらなくに 万葉集
家島の家とは名ばかりである。
航海中に想い続けてきた妻もいないのだから(私訳)
 




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細川幽斎の歌


いかばかり舟よそひして漕ぎ寄せんわが家島と思はましかば 細川幽斎(九州道之記)
どんなに立派な出船の装いをするだろう、家島がわが家であったならば
(姫路市のパンフレットより)
 





う〜ん、どっちも「家」をキーワードとしている。
たまたま「家島」のネーミングがよかったのだろう。
天然の入り江がまるで「家」のように感じて「家島」となったのだろうか?


播磨名所巡礼図会「家島」

早稲田大学図書館














いつか行くことがあるのでしょうか?





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