すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
今城(奈良県高取町)
「大和万葉旅行」(講談社学術文庫)で高取町の今城なる万葉故地が紹介されていたので、行ってみた。 今城って知らんな〜と思っていたら、むべなるかな、この地は葬送歌のメッカであったので、葬送系の歌に全く興味がない者にとってはエアポケット地帯となっていた。 (※今城はイマキと読む) |
今城なる小丘(をむれ)が上に雲だにも著(しる)くし立たば何か嘆かむ | 斉明天皇(日本書紀) |
今城の岡の上に、雲だけでも、目につくように立つなら、なげくことはないのだが 「大和万葉旅行」 |
「大和万葉旅行」では、『掖上』の『玉手』あたりからの越智岡を望んだものが、上記「今城なる小丘〜」の実景であると記されている。 『掖上』も『玉手』もJR和歌山線の駅になっており、この地に土地勘のない者としては、よくわからない。 とりあえずJRの『掖上』駅と『玉手』駅の双方の方角から越智岡を望んでみた。 |