すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
今宮神社(京都市北区)
今回、歌枕の地の訪問という目的があったので、今宮神社に行ったのだが、感想として、「やはり京都は奥深い!」と。 いやはや立派な神社であった。 境内も広く由緒あり気で、楼門も本殿も素晴らしく、しかも門前には名物「あぶり餅」を売る店が大繁盛。 こんなマイナーな神社でもこんな存在感! たまたま小生が京都オンチなだけで、本当はもとから相当有名な神社だったのかも知れない。 上記の文章、読み返してみて何が言いたいのか分かりにくいが、実際に訪問した際の本当の気持ちである。 【今宮神社】 ![]() これが楼門 ![]() そしてこれが本殿 ![]() 東門 実はこの神社の創建は、京の都から疫病を鎮めることが目的だったようで、このような和歌が詠まれている。 |
いまよりは あらぶる心 ましますな 花のみやこに やしろさだめつ | 藤原長能 |
もうこれからは疫病を流行らさないでおくれ、花の都に(疫病の)神を祀る社を作ったのだから、というような意味。 疫病の流行が神の仕業と考えられていた時代である。 今、となっては、どーてことのない内容であるが。 |