すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


稲葉の渡し(宮城県亘理町)




「稲葉の渡し」は、阿武隈川にあった渡しの一つで、現在の宮城県亘理町と岩沼市を結んでいた。

初めて行って驚いたことに、そこには石仏マニアが飛びあがって喜びそうな石仏が鎮座していた。




拡大してみると



帰宅後に他人のホームページを覗くと、こんなものとは違って、もっと素晴らしい石仏の写真が掲載されていた。
こっちは石仏も仏像も観音像もほとんど興味ないので、それが写真映りの差になっているのだろう。



 田沢磨崖仏(たざわまがいぶつ)
 阿武隈川に突き出たがけの岩肌に彫刻された磨崖仏は、岩地蔵とも呼ばれ親しまれています。この場所は、昔の要路であった東海道の渡し場「稲葉の渡し」で、左甚五郎が船を待つ間に彫り上げたという伝説が残されています。
(亘理町のホームページより)

ふ〜ん、船の時間待ちに彫ったのか。










石仏の崖の上には何やら石碑が集められていたが、剥落していて全く読めないものばかりであった。



「稲葉の渡し」の現在の姿。
足が滑ったら川に落ちそうだったので、怯んでしまった。




こんな稲葉の渡しを詠んだ歌


風そよぐ 稲葉の渡り 空はれて あふくま川に すめる月影 葉室光俊(夫木和歌抄)



 








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