すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
員弁川(三重県桑名市)
員 弁 川 か 〜 なんも書くことない。 頼みの東海道名所図会には 町屋川 「尾州(尾張)小牧合戦和睦の後、内大臣織田信勝卿と豊臣秀吉公と、この河原にて対顔ありし所なり。」 ※下流部分では町屋川と呼ぶ これだけか〜 Wikipediaには、 「員弁川(いなべがわ)は、三重県北東部を流れる河川。二級水系の本流である。」 とにかく鈴鹿山系から発し、伊勢湾に流れ込む一般的な川である。 こんなかんじ ![]() ![]() う〜ん、せっかく川を撮ったのに、雑草が生い茂っていて川の流れが見えない。野原のような写真になってしまった。 東海道中膝栗毛では、 江戸から東海道を上ってきた弥次さんと北さんは、桑名で名物焼き蛤を肴に酒を飲み、調子良くなって気晴らしに、「ご主人と家来」を半日交代でしようということにした。家来になった方は荷物を全部持つというもの。 どーでもいい話だが、町屋川にさしかかり、弥次さんが即興一首 |
旅人を茶屋の暖簾に招かせてのぼりくだりをまち屋川かな | 東海道中膝栗毛 |
【後日談】 上記の写真は員弁川の中流域の写真。 2017年6月、東海道ウォーキングの旅に出て、員弁川(町屋川)を渡ってきた。 ![]() これが員弁川(町屋川)に架かる東海道の橋、町屋橋。 ![]() 町屋橋から上流を望む ![]() 河畔に「文学のなかの町屋川と橋」という説明板があった。 興味深く読んだが、それほどの内容でもなかった。 ![]() 「中村古松の句に詠まれた町屋橋」 とにかく、員弁川(町屋川)と町屋橋は、古来から文学的な雰囲気に彩られてきたようだ。 |