すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


糸井の里(兵庫県和田山町)





小ネタ




但馬地方は、昔から絹糸の産地であった。
和田山の「糸井の里」を詠んだ歌が残っている。


妹がくる糸井の里のたまき山 よるよる此に宿りぬるかな 藤原為家(夫木和歌抄)


「くる(繰る)」とか「よる(撚る)」とか、糸の縁語を上手く使用している。












■ 糸井の里に訪問



訪問に先立ってインターネットで「糸井の里」について調べてみた。
町名としての「糸井」はなくなっていた。
和田山町に糸井小学校があり、すぐ近くを糸井川が流れている。
現在の町名「寺内」や「林垣」が昔の糸井集落であることは分った。
但し、絹糸との関連性を示すようなものは見つからなかった。

現地に行ってみると何かあるだろうと思い、とりあえず行ってみた。






十六柱神社(和田山町林垣)




林垣の中心地の一角。立派な建物があった




なにか祠のようなものがあった





御詠歌

 世を恵む
 願いはいとど道廣き
 馬場の地蔵の
 誓ひ新たに

 ぢぢばばも若き
 人はさだめなき
 めぐりしものは
 末をたすけん




あんまり糸とは関係がなさそうだ




「糸井村道標」があった




結局、よく分からないままに終わった





山麓の住宅がある辺りが「糸井の里」














よく分かりませんが、せっかく行ったので
このページを作りました






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