すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


糸貫川(岐阜県本巣市)




【糸貫川】

「道の駅 富有柿の里いとぬき」の近く







さらっと、WIKIPEDIAの説明文(糸貫川)

 糸貫川(いとぬきがわ)は、岐阜県本巣市と本巣郡北方町、瑞穂市を流れる木曽川水系の河川。長良川に合流する一級河川である。

 平安時代には鶴の名所として知られた川であり、催馬楽(題:席田)をはじめとして数々の和歌に歌枕として詠まれた


ふ〜ん。
こんな田舎の川なら全国どこにでもありそう。
鶴の名所といっても、21世紀の現在ならともかく、平安時代に鶴がいるくらいで名所になるとはよく分からない。






糸貫川を詠んだ歌を紹介


君が代はいくよろづよか重ぬべきいつぬきがはつるのけごろも 藤原道経(金葉集)


むしろ田やかねて千歳のしるきかないつぬき川遊ぶなり 後鳥羽院集



時の流れが永遠に続く様子や、鶴が登場することによって、祝言の歌のようだ。
それはそれで結構なことであるが、何も都から遠い糸貫川でなくて、畿内とかに適当な川がなかったのかな?






※その後、糸貫川は濃尾平野を南流し、瑞穂市で長良川に合流する。

向こうから流れてきた糸貫川は、手前の堤防をくぐる。



ここが長良川への流入地点。













いちばん真ん中の川が糸貫川







平安時代の和歌の名所といわれてますが、何も痕跡がありませんでした。







copyright(C)2012 すさまじきもの 〜「歌枕」ゆかりの地☆探訪〜 all rights reserved.