すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
「石倉(いわくら)」という、なんとも吉兆めいた地名なので、大嘗会和歌に何回も詠まれている。 |
常盤なる石くら山の今よりはおほくの年をつまんとすらん | 藤原経衡(大嘗会和歌集) |
足引の岩倉山の日かげ草 かざすや神のみことなるらん | 藤原頼資(新勅撰和歌集) |
歌ふらし世をおさまれと岩倉の 村の諸人もろ声にして | 藤原隆教(夫木和歌抄) |
【現地訪問】![]() 道路の案内板には備中神楽のイラストがあった ![]() 岩倉山神社 岡山県井原市岩倉町463 ![]() 史跡としての説明文等はなく、まさに地元の鎮守社であった ![]() ![]() 随神門の矢大臣と左大臣 ![]() アップで撮影、左大臣 ![]() 矢大臣 ![]() 石段を上ったところにある社殿 ![]() 社殿の内部を撮影した 「岩倉山」の額と備中神楽の面があった 地元の人はここで備中神楽を舞うのかな とにかく石倉(いわくら)は、古代の、神が鎮座する場所の「磐座(いわくら)」に通じるので、なんとも目出度い地名であったようだ |