すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


常宮神社(じょうぐうじんじゃ)(福井県敦賀市)





常宮神社は、式内社論社で、旧社格は県社。古くは氣比神宮(越前国一宮)の奥宮・摂社。


え〜と、三韓征伐の前に仲哀天皇と神功皇后が敦賀に御幸されて笥飯(けひ)の行宮で過ごされた。
仲哀天皇は陸路、長門国へ行き、神功皇后は、しばらく滞在された後に海路、長門へ向かった。
その神功皇后がしばらく滞在された場所こそ、この常宮神社である



神功皇后は常宮神社の主祭神となっておる。


おほなごやきさひの神のあとたれし 常の宮居は静けくも見ゆ 三條天皇(常宮本紀)








さて、このような由緒深い常宮神社は、敦賀八景に常宮夜雨として選出されている。


姫神によなよな雨のかよへども 松のみさほのいろはかはらじ 雁返舎(敦賀八景)


姫神とは祭神の神功皇后を指す。拝殿前にあった老松は枯れたらしい。











【現地訪問】



きちんと手入れの入った緑豊かな境内




拝所




本殿と拝所




境内にある不動の滝




拝殿
海を眺める休憩場になっていた




拝殿から敦賀湾を眺める
海との間に県道が走る















由緒をもっと調べてから訪問すれば良かったです






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