| すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
| 年つもる影をも見よと朝熊や鏡の宮に降れる白ゆき | 堯孝(伊勢紀行) | |
| 堯孝は室町時代の歌人。藤原氏の末裔。「覧富士記」「伊勢紀行」などの紀行文がある。 「鏡の宮」は、伊勢神宮皇大神宮(内宮)の末社16社のうち、第16位。五十鈴川と支流の朝熊川の合流部に位置する。 朝熊川の対岸には、朝熊神社が鎮座しているが、桜の名所であり「桜の宮」の異名を持つ。 桜好きの西行が桜の宮の歌を詠んでいるため、桜の宮を訪問したが、川を挟んだ対岸に鏡の宮が見えたので写真を撮ったもの。 実際に鏡の宮を参拝したものではない。 ![]() 桜の宮から対岸の鏡の宮を撮影。 社叢林が繁茂していて、社殿が見えず、ただの島のようだ。 |