すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
常盤なる神奈備山の榊葉 さしてぞ祈る万代のため | 千載和歌集 | |
みしまゆふ肩にとりかけ神なびの 山の榊をかざしにぞする | 千載和歌集 |
「神奈備山」とは神の宿る山のことだが、奈良県三郷町の三室山の異称として特に知られている。 京都府綾部市にも神奈備山がある。河牟奈備神社の神体山であり神社背後に位置する。 後朱雀天皇の長元九年大嘗会の主基国は丹波国であり、神遊の歌として神奈備山が詠まれている。 そんな地味でマイナーな神奈備山に訪問した。 河牟奈備神社 ・・・ 京都府綾部市十倉名畑町古気良谷10-4 ![]() 社頭の鳥居 ![]() 社殿 ![]() 「郷社 河牟奈備神社」碑 ![]() 神社の背後の山が神奈備山。 写真で見える山のどれか。 ![]() 神社の前には肥沃な田んぼが広がっていた。 |