すさまじきもの 〜歌枕★探訪〜 |
沖つ風波立つべくも吹かぬよに 金の浦より出づる海士船 | 藤原家経(大嘗会和歌集) | |
沖のほうから吹いてくる風が大きい波を立てないであろうと 思われる夜、金浦港から次へ次へ漁船が出航していく。 「おかやまの和歌」(岡山県郷土文化財団) |
「金の浦」って、金満で吉祥あらたかで、いかにも大嘗会の和歌に相応しい地名である。 南米の黄金郷、エルドラドのようなものを想像したわけではないが、いったいどんなところなのか興味があった。 え〜と、実際に行ったところ、金浦の集落は本当に古い街並みで、常夜灯も風景に映え、そして細い道が多く、この町の歴史を感じた。 細い道が多く、交通量も多かったので、車を停める場所を見つけることができなかった。 結局、金浦の最深部、JR山陽本線沿いの空き地から金浦の入り江の写真を撮った。 ![]() 金浦遠望、左手に金浦の集落 泥で濁っているようだったが、金色に輝いているようにも見える ![]() 撮影している、踏切の音が鳴り響き、しばらくすると轟音とともにEF210桃太郎が登場! ![]() 拡大写真 |