すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


香島(石川県七尾市)





よく分からない訪問


香島より熊来をさして漕ぐ舟の 梶取る間なく都し思ほゆ 大伴家持(万葉集)


この万葉歌は、大伴家持が香島から熊来まで船で渡った際に、望郷の念に駆られたという内容。都に残してきた妻のことを考えていたのだろう。

香島は舟の出発地点であり、そもそも歌枕でも大伴家持ゆかりの地でもないのだが、万葉歌に地名として登場するので、とりあえず訪問してみたというわけ。

事前に下調べをしてみると、「現在の石川県七尾市の東部、所口町の辺りとする説が有力。ここは国府といわれた徳田村にも近く、七尾湾に面した良港であった。」とのこと。

地図で「七尾市所口町」を調べると、けっこう海岸線から内陸部に入ったところにある。海まで約1キロくらいか。Googleの航空写真で見ると、田畑の中に住宅があるようなのんびりとした風景が広がっていた。
往古はずいぶん内陸部まで海が入り込んでいたようだ。

中心地には能登生国玉比古神社という由緒あり気な神社があったので、行ってみたら何かあるだろうと思って訪問してみた。





【能登生国玉比古神社】 ・・・ 七尾市所口町ハ部四十八番地

参道



これも参道の続き



立派な社殿があった。




能登生国玉比古神社は別名で気多大社というらしいが、よく分からない。
いろいろ境内を歩いたが、それらしき史跡も見当たらず、写真だけ撮って退散した。



神社のそとの風景。
大伴家持はこのあたりから舟に乗って出発したのだろう。



















現地訪問も、このページの作成も、全く力が入ってませ〜ん






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