すさまじきもの ~歌枕★探訪~ |
和泉式部は、因幡国で生まれたという伝承が地元ではあるようだ。 鳥取市には、和泉式部の産湯の井戸や、胞衣塚(へその緒を埋めた塚)が史跡として整備されている。 和泉式部の伝承地は全国各地にあるので、特に感想はないのだが、伝承の中で和歌が詠まれているので、とりあえず訪問することとした。 【和泉式部産水の井戸】 鳥取市湖山町南1丁目 ![]() まずは産水井戸へ。ここはグーグルマップに載っていない。経緯度は 35.515238, 134.179226 辺り。道沿いに案内の標識がある。上の写真の左の建物と右の駐車場の間に小道があって、中に入っていく。 |
一般の住宅の裏手に井戸があった。![]() 周りの家の中が見えないように、竹の囲いがあった。 現地の案内板より
果たして年間に何人の観光客が訪れるのか分からないが、きちんと整備されていた。 【和泉式部の胞衣塚】 鳥取市湖山町南1−516 ![]() 次に和泉式部の胞衣塚へ向かった。正に住宅街の中にあって、車を駐車する場所がなく、大変だった。上の写真の白い車の手前にある。 ![]() こんなかんじ。 ![]() この奥に和泉式部の胞衣塚。実際のところ、へその緒を埋めた場所とかに興味がないのだが、まあ、なんとなく訪問。 ここはグーグルマップに史跡として登録されていた。 和泉式部が詠んだ歌 |
春くれば花の都を見てもなお |
和泉式部 |
この辺りは近くの湖山池の影響で霞がよく発生するようだ。和泉式部は、京都の春の霞を見ると、ついつい湖山池畔の自分が生まれ育った里を思い出すという内容。この歌の影響でここは「霞の里」と呼ばれるようになったらしい。 【 ![]() 日本で最大の天然池とのことだが、どんな基準なのだろう。春は霞がかかって見えることから「霞湖」と呼ばれているとのこと。 ![]() 霞湖のほとりに霞の里があるということ |