すさまじきもの 〜歌枕探訪〜


勝沼(かつぬま)(山梨県甲州市)







2021年11月、NHKの「新日本風土記」で勝沼のぶどう畑が紹介されていた。

8月にちょうど勝沼を訪れたところなので興味深く番組を見た。

そして反省したのは、8月の勝沼の訪問地としては「勝沼 ぶどうの丘」ではなく、ぶどう寺として有名な大善寺に行くべきだったこと。

「勝沼 ぶどうの丘」は一般的な商業施設のほか「恋人の聖地」のスポットがあったが、車を運転しているのでワインの試飲をすることもできず、またこれといった特徴の無いところであった。

これに対し新日本風土記によると、大善寺は勝沼のぶどう栽培発祥の地らしく、1300年前に修行僧の夢枕にぶどうを手にした薬師如来が現れぶどう作りを勧めたとのこと。今でも住職はぶどう栽培とワイン造りと兼業しているという。
圧巻なのは、ぶどうの房を手に持つ薬師如来像があること。







■ とりあえず「勝沼 ぶどうの丘」の写真


これが入り口




宿泊施設から温泉ラウンジ、BBQコーナー、イベントホールまである




ワインサーバ、試飲ができる




ワイン直売所




「恋人の聖地」




「勝沼町」のレリーフ






ぶどう栽培の現状や歴史について、なにか学べるようなものがあればよかった。






勝沼を詠んだ句


勝沼や馬士も葡萄をくひなから 松木蓮之


この句は昔から松尾芭蕉が詠んだ句として誤って伝わっているらしい。













ぶどうや、お茶も、昔は薬として中国から伝わったらしいけど、
今でも薬としての効能ってあるのかな?






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